戦力外165人、そしてドラフト。2026年オフの球界を球団別に整理する

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戦力外165人、そしてドラフト。2026年オフの球界を球団別に整理する

2026年10月31日 時点の情報

2026年プロ野球 戦力外・自由契約とドラフトのまとめ

2026年のプロ野球は、10月28日にソフトバンクがDeNAを4連勝で下し、2年連続13度目の日本一で幕を閉じました。30日には第2次戦力外通告の期間も終了。10月22日にはドラフト会議も開かれ、球界は来季に向けた入れ替えの時期に入っています。

この記事では、球団ごとに主な戦力外・自由契約の動きと、ドラフト1位指名を振り返ります。

数字で見る2026年オフ

16512球団合計
91セ・リーグ
74パ・リーグ
  • 巨人22
  • ソフトバンク19
  • ヤクルト17
  • DeNA15
  • 中日15
  • 広島13
  • 楽天13
  • ロッテ12
  • オリックス11
  • 西武10
  • 阪神9
  • 日本ハム9

人数は10月30日の第2次期間終了時点(支配下・育成を含む)。育成選手の契約満了に伴う自由契約や、育成契約を打診される見込みの選手も含まれます。同じ球団と育成契約を結び直す例もあるため、全員が退団するわけではありません。

セ・リーグ

読売ジャイアンツ22人(12球団最多)

2022年ドラフト1位の浅野翔吾外野手が、10月25日に自由契約となりました。山田龍聖投手、岡田悠希外野手らも対象です。

ドラフトでは、米球界挑戦を表明していた横浜高の織田翔希投手を1位で単独指名。来年3月末までに契約を結べなければ交渉権を失う、異例の強行指名です。

東京ヤクルトスワローズ17人

阪神時代に2021年、2022年と2年連続で最多勝に輝いた青柳晃洋投手が戦力外に。昨年7月の加入後、今季は一軍登板がなく、ファームでは20試合で6勝6敗、防御率4.42でした。現役続行を希望しています。

2023年に33セーブを挙げた田口麗斗投手も通告を受けました。10月29日には坂本拓己投手ら8人が自由契約と発表されています。1位指名は東京ガスの藤澤涼介外野手です。

横浜DeNAベイスターズ15人

9月29日に藤浪晋太郎投手、2021年ドラフト1位の小園健太投手ら10人、翌30日に大貫晋一投手ら5人が対象となり、2日間で15人に。第2次期間での新たな通告はありませんでした。

藤浪投手は2013年に大阪桐蔭高から阪神へ入団。今季は一軍3試合で0勝1敗、防御率6.30で、DeNA加入後の2年間では1勝でした。NPBでの現役続行を希望しています。

チームは3位からCSを勝ち上がり日本シリーズに進出しましたが、ソフトバンクに0勝4敗。1位指名は大阪商業大の星野世那投手です。

中日ドラゴンズ15人

9月29日の福敬登投手ら6人を皮切りに、10月25日に宇佐見真吾捕手、29日に松木平優太投手ら4投手が発表されました。

松木平投手は2020年育成ドラフト3位の入団。2024年7月に支配下登録を勝ち取り、同月31日のヤクルト戦でプロ初勝利を挙げた右腕です。

ドラフトでは渡部海捕手(青山学院大)との抽選に敗れましたが、外れ1位で近畿大の宮原廉投手の交渉権を引き当てました。

広島東洋カープ13人

最も衝撃が大きかったのは、10月1日の4選手です。2025年に打率.309でセ・リーグ首位打者と最高出塁率の二冠に輝き、今春のWBC日本代表にも選ばれた小園海斗内野手(26)のほか、矢野雅哉内野手、前川誠太内野手、田村俊介外野手が戦力外となりました。

報道によると、球団は違反行為を認定したのではなく、来季へ向けた信頼関係の構築が難しいと判断したとされています。

ドラフトでは12球団で唯一、高校生の指名がなく、球団史上初。1位は大学日本代表で遊撃を務めた亜細亜大の山里宝内野手で、二遊間の再整備が急務です。

阪神タイガース9人

育成6人に続き、10月19日にCS敗退の2日後、島田海吏外野手(30)と豊田寛外野手(29)、23日に長坂拳弥捕手が通告されました。

島田選手は2017年ドラフト4位入団で、2022年に123試合出場、打率.264、21盗塁。通告後、今後について「正直、半々」と話しています。豊田選手は2021年ドラフト6位入団で、「覚悟はしていた」と受け止めました。

西勇輝投手(9月25日)、岩貞祐太投手(9月28日)は現役引退が発表されています。1位指名は明治大の榊原七斗外野手です。

パ・リーグ

福岡ソフトバンクホークス19人

日本シリーズで4連勝し2年連続日本一。MVPは全4試合に1番で出場し、打率.438を記録した正木智也選手でした。その一方で、大江竜聖投手(10月6日)、秋広優人内野手ら14人(26日)、緒方理貢外野手(29日)が通告を受けています。

ドラフトでは、ロッテとの競合を制して青山学院大の鈴木泰成投手の交渉権を獲得。支配下9人、育成15人の計24人を指名しており、詳しくは下のドラフトの項目で触れます。

東北楽天ゴールデンイーグルス13人

9月28日の酒居知史投手ら6人に始まり、10月20日に伊藤光捕手、29日に渡辺翔太投手、石原彪捕手ら6人が発表されました。

1位指名は、中日との競合抽選を制した青山学院大の渡部海捕手です。

千葉ロッテマリーンズ12人

10月7日に東妻勇輔投手、菊地吏玖投手、石垣勝海内野手が通告され、24日に森遼大朗投手と早坂響投手、25日に愛斗外野手が続きました。

ドラフトでは鈴木泰成投手、宮原廉投手の抽選をいずれも外し、3度目の入札で関西大の米沢友翔投手を1位指名しています。

オリックス・バファローズ11人

2023年に首位打者を獲得した頓宮裕真捕手(29)が、10月5日に通告されました。今春のキャンプで右膝に大けがを負い、7月に手術。今季の出場はなく、球団からは育成契約を打診される見込みと報じられています。

中継ぎとして2021年からのリーグ3連覇に貢献した阿部翔太投手(33)も対象に。26日には東晃平投手、曽谷龍平投手ら5投手が加わりました。1位指名は富士大の角田楓斗投手です。

埼玉西武ライオンズ10人

10月1日に育成の2人、26日に糸川亮太投手、青山美夏人投手、茶野篤政外野手ら7人、30日に中村祐太投手が発表されました。

1位指名は、亜細亜大の川尻啓人投手です。

北海道日本ハムファイターズ9人

19日の松岡洸希投手ら3人、26日の清宮虎多朗投手ら4人が発表されました。松岡投手は2019年ドラフト3位で西武に入団し、2022年の現役ドラフトで移籍。4年目の今季は2試合の登板で防御率20.25でした。

ドラフトでは、二刀流を希望する山梨学院高の菰田陽生投手を1位で単独指名しています。

ドラフト会議2026 1位指名

10月22日に開かれたドラフト会議では、支配下76人、育成を含めて計127人が指名されました。1位指名の抽選は3回行われ、鈴木泰成投手はソフトバンク、渡部海捕手は楽天、外れ1位の宮原廉投手は中日が交渉権を得ています。

球団1位指名
阪神榊原七斗(明治大・外野手)
DeNA星野世那(大阪商業大・投手)
巨人織田翔希(横浜高・投手)
中日宮原廉(近畿大・投手)
広島山里宝(亜細亜大・内野手)
ヤクルト藤澤涼介(東京ガス・外野手)
ソフトバンク鈴木泰成(青山学院大・投手)
日本ハム菰田陽生(山梨学院高・投手)
オリックス角田楓斗(富士大・投手)
楽天渡部海(青山学院大・捕手)
西武川尻啓人(亜細亜大・投手)
ロッテ米沢友翔(関西大・投手)

ソフトバンクが育成15人を含む24人を指名

今回のドラフトで最も目を引いたのが、ソフトバンクの大量指名です。支配下9人(12球団最多)、育成15人の計24人で、いずれも球団史上最多の人数でした。

支配下 9人育成 15人

永井智浩編成育成本部長は、4軍制のもとで特化した取り組みを進め、選手のレベルを上げていきたいと説明しています。2軍・3軍では、試合に出ない期間を設けて守備や打撃を集中的に練習する方法を取っており、その動きを加速させる狙いです。

近年のソフトバンクのドラフト指名人数(支配下と育成の合計)

  • 2021年19
  • 2022年20
  • 2023年15
  • 2024年19
  • 2025年13
  • 2026年24

一方、DeNAは支配下7人のみを指名し、育成ドラフトには参加しませんでした。

これからの注目点

戦力外となった選手の多くは、新天地を探すかユニフォームを脱ぐかの決断を迫られます。合同トライアウトは11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催される予定です。

育成契約を打診された選手の再契約の可否や、小園海斗選手、藤浪晋太郎投手、青柳晃洋投手ら実績組の進路は、これから順次明らかになります。織田翔希投手の入団交渉の行方も含め、オフの球界から目が離せません。

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出典:NPB公式、共同通信、Full-Count、ベースボールチャンネル、ベースボールキング、Number Web、東京スポーツ、デイリースポーツ、神戸新聞ほか。情報は2026年10月31日時点のものです。今後の発表により変更される場合があります。